芸能人や知り合いの名前、最近あったことなどふとした時に思い出せず、最近物忘れしやすいことについて悩む方は少なくありません。加齢などの原因によって物忘れしやすくなりますが、トレーニングによって改善する可能性もあります。
当記事では、物忘れを改善するトレーニングを7つを紹介するため、物忘れにお悩みの方はぜひお役立てください。
物忘れは、トレーニングなどで改善する可能性があります。ただし、認知症を改善する具体的な方法は、現時点ではまだ見つかっていません。
少しでも物忘れを改善したいと考えている方は、ここで解説する簡単なトレーニングやゲームを、日常生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
間違い探しは、身体的なハンデのある方でもできることが特徴です。大掛かりな道具も必要なく、手軽に楽しめます。
一見簡単に思える内容でも、間違い探しをする過程で元の絵を記憶したり、異なる部分を探したりと、脳のさまざまな機能を使用しています。たとえば元の絵を記憶するためには脳の短期記憶力が、異なる部分を探すためには認知力や判断力、注意力が必要です。記憶力や集中力を鍛えつつ、絵をじっくりと見ることで、視覚的な情報による刺激も得られます。
間違い探しのやり方は、下記の通りです。
声に出して答えを言うと、言語能力を鍛えることにもつながります。絵や本が手元にない場合は、同じものが2個以上ある食器や小物を利用する方法もおすすめです。2つのゾーンを作り、左右で一部の物の配置を若干変えて写真を撮れば、間違い探しの問題を作れます。
簡単な計算とは、四則演算やお金の計算などです。脳トレに良いとして、さまざまな高齢者向け問題集が販売されています。足し算や引き算の一部分を穴埋めしてもらう虫食い演算も、計算力を鍛えたいときにおすすめです。計算力は、日常生活の中で時計を見たり買い物をしたりするときにも活躍します。
複雑な問題を解くのではなく、簡単な計算を繰り返し行う方法のほうが、計算力を鍛えることにつながります。
具体的な方法は、下記の通りです。
難なく解けるようになったら、前回よりも少しずつ難易度を上げていきましょう。
簡単な計算で楽しくトレーニングするコツは、家族や友人と全員で一緒に同じ問題を解くことです。プリントや問題集で解くのではなく、ホワイトボードや工作物を活用して、全員で会話しながら1つの問題を一緒に解いてもらいましょう。
早口言葉は、誤嚥予防や口腔ケアの一環としても行われることがあるトレーニングです。声に出して早口で言葉を紡ぐ行為は、脳に刺激を与えるのみならず、口腔周辺の筋肉や舌を適度に動かせるメリットがあります。
早口言葉は、家族や友人とゲーム感覚で楽しめることが魅力です。最初は初級から試して、中級、上級とレベルアップを目指しましょう。早口言葉の例は、下記の通りです。
初級 | 赤パジャマ青パジャマ黄パジャマ 生麦生米生卵 |
---|---|
中級 | カエルぴょこぴょこ みぴょこぴょこ あわせてぴょこぴょこ むぴょこぴょこ |
早口言葉でトレーニングするときのポイントは、最初はスピードを意識せずに練習することです。まずは正しく言葉にできることを重視して、ゆっくりと単語を一つひとつ言うことからはじめます。
トレーニング効果を高めるためには、口角を上げて、口を大きく開ける必要があります。苦手な部分は繰り返し練習したり、引っかかりやすい部分を意識して強く発音したりする方法も上達するコツです。
しりとりなどの言葉遊びも、物忘れ改善のトレーニングになります。しりとりで必要な能力は、言葉を覚えたり思い出したりする能力です。つながりを理解して、相手に伝える能力も求められます。
しりとりをすると、脳の認知機能を鍛えつつ、コミュニケーションも促せます。口を動かすため、口腔機能を鍛えたい方にもおすすめです。
口頭のみで行うほか、下記の手順でできる穴あきしりとりもトレーニングに向いています。
穴あきしりとりは、3文字程度で誰でも想像できる言葉を答えにすることがポイントです。また、中には「きくな(菊菜)」「きずな(絆)」のように複数の回答が出る場合もあります。用意した答えと異なる場合であっても、正解とするなどの柔軟性をもって楽しむことが大切です。
塗り絵は、絵柄を認識して色を塗る作業により、脳の活性化を促します。絵柄に色を塗る行為は一見単純でありつつも、色鉛筆を選んだり細かな部分を塗ったりと、判断能力や繊細な作業が必要です。手指の運動にもなり、リハビリにも取り入れられています。
塗り絵でトレーニングするときのポイントは、大人向けの絵柄を選ぶことと、色を多く用意しすぎないことです。子供向けの塗り絵は単純な絵が多く、大人のトレーニングには向いていません。色が多すぎると選ぶときに混乱するため、数を絞っておくことが大切です。
ナンプレは、9つのマスに1~9の数字を1つずつ埋めていくゲームです。9つのマスで区切られたブロックは上下左右に3つずつ配置されており、縦横のラインにも1~9の数字が入ります。同じブロック内のみならず、縦横のラインにも同じ数字が2個以上入らないようにしなくてはなりません。
物忘れのトレーニングでナンプレを行うメリットは、脳のさまざまな機能をフル活用できることです。既存の数字の配置を把握したり、どこに残りを当てはめるかイメージしたりするため、論理的思考力を鍛えられます。
ナンプレの問題集やパズル雑誌は、書店などで気軽に購入できます。
毎日つける日記も、トレーニングになります。日記は一日のできごとを思い出して、文章や絵で書き記すため、言語系など脳機能の活性化につながります。また、自分自身と向き合う行為でもあり、感情の見つめ直しやリラックスしたいときにもおすすめです。
日記を使ったトレーニングのポイントは、続けることです。長々とした文章が負担になる場合は、数行程度の一言日記からはじめましょう。失敗したこと、感動したこと、今後の課題や明日の目標を書く程度でも、立派な日記です。以前の日記を時々読み返して、どのようなことがあったのか思い出す作業もトレーニングになります。
物忘れを予防したい方に、おすすめの食べ物がいくつかあります。物忘れに良いとされている理由は、アルツハイマー型認知症や脳血管性認知症など、さまざまな症状の予防に食生活の改善が求められるためです。
たとえばアルツハイマー型認知症の原因の1つとされるアミロイドβは、特定の栄養素の過剰摂取または欠乏が起こると、代謝や分解が滞ります。必要な栄養素を適度にバランス良く摂取することが、物忘れの予防につながります。
物忘れの予防におすすめの食べ物は、下記の通りです。
青魚 | サンマ、アジ、イワシ、サバなどの青魚には、不飽和脂肪酸のEPA・DHAが豊富に含まれています。記憶力・判断力の向上を求める方におすすめです。缶詰や日干しした青魚でもEPA・DHAを摂取できます。 |
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緑黄色野菜・果物 | ほうれん草、小松菜、にんじんなどの緑黄色野菜や、いちごなどの果物には、葉酸が含まれています。また、抗酸化作用の向上に適した組み合わせとされている、ビタミンCやビタミンEなども豊富です。 |
コーヒー・緑茶 | コーヒーや緑茶には、ポリフェノールが豊富に含まれています。コーヒーのクロロゲン酸や、緑茶のカテキンがポリフェノールの一種です。過剰摂取は睡眠に影響が出るおそれがあるため、適度な量にとどめましょう。 |
豆類 | 納豆、枝豆、空豆などの豆類にも、レシチンやナットウキナーゼなどさまざまな栄養や菌が含まれています。日本食には豆腐やみそなど大豆を使用したものが多いため、手軽に摂取できます。 |
上記のほかにも、オリーブオイルなどの良質な油、赤ワインのポリフェノールなども物忘れ予防におすすめです。1種類を集中的に摂取するのではなく、さまざまな栄養素をバランス良く毎日の食事に取り入れることを意識しましょう。
また、簡単な体操や筋トレなどの運動を取り入れ、食事以外の生活習慣の改善もあわせて取り入れることが大切です。
認知症を改善する具体的な方法は現時点では見つかっていませんが、物忘れはトレーニングで改善する可能性があります。具体的なトレーニングには間違い探しや簡単な計算、早口言葉、しりとりなどがあります。子どもがするようなゲームに感じるかもしれませんが、何かを探したり考えたりするときにしっかりと頭を使う行為が、物忘れ防止になっています。
また物忘れを改善するには食生活に気を使うことも大切です。バランスの良い食事に加えて、物忘れに効果的とされる食品を意識して摂取するように心がけるとよいでしょう。
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